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濾過槽水槽の心臓部
 魚介類を良い状態に活かすには如何に良い水を作れるかに掛かってきます。
 活魚用濾過槽は特殊水槽を除いて硝酸化濾過槽です。
 (物理的濾過だけで無く、細菌濾過システム)

 本来、濾過槽が一番重要なのですが限られたスペースの端に追いやられ余裕を持った設計が出来ない為、濾過設計が一番難しく、濾過槽の表面積、濾過材の抵抗率と濾過材の選択、水量の回転率を求め出します。

 これで出来た濾過槽メンテは通常の店舖(割烹料理店、鮨屋、中華料理店、魚屋等、)では
年に1〜2回掃除海水交換で済みます。
 市場のストック水槽は魚介類の取り扱い量と設備の大きさで変わりますが2〜4ヶ月毎の掃除海水交換です。

 既存水槽で
濁って魚介類がもたない、度々海水交換をしないと魚介類が死んでしまう、入った魚介類が変な臭いがする水槽は濾過槽に不具あいがある場合が多く、基本的設計思想の異なりから来る物と思われます。
 
この手の水槽も現実に多く改造や交換で改良できます。



お客様通常時メンテこれだけで良い

 
濾過槽水位の確認と処置だけは1週間に1〜2回だけ、お願いします。これだけで水槽のトラブルが防げ良い状態を保てます。
 濾過槽水位は自然蒸発の為、減り、比重が上がります(塩分濃度が濃くなる)、この場合は水道水を補充して下さい。これにより比重調整と濾過槽水位低下による不都合が解消され、良い状態を保つ事ができます。


ポイント

 
濾過槽水位低下によってエァーを濾過槽内に吸い込みますと濾過材の中にエァー溜まりが出来、濾過効率を著しく低下させ、循環ポンプやクーラーユニットにも悪影響を与えます。

 濾過槽表面が汚れて固まると濾過槽水位が多くとも同じようにエァー溜まりを起こします。 其の時は循環ポンプを止め濾過材上部のみを静かに救い取り、水洗いして戻します。
この時に
濾過材を掻き混ぜる事は絶対にしてはいけません。(汚れが下に落ち濾過槽を悪条件にするだけです。)

 完全に濾過材を掃除する時は洗わない濾過材を濾過槽の表面積で3〜5センチ分位を種砂として残し、清掃を終って戻した上部に最後に入れます。(濾過細菌を残す)


濾過材 (活魚用)
 活魚用濾過槽は細菌濾過システムを上手に使う事により、継続して良い状態を維持出来ます。 
現在は色々な濾過材が出回っており、各濾過材を使用して見ましたが基本的には
サンゴ砂だけで良いようです。
 何らかのトラブルで早急にアンモニア、亜硝酸等を取りたい場合は活性炭を使用します。(活性炭は物理的効果で一時的な物)
 ゼオライトは青みかかった透明度の優れた水質を作りますが単独使用では海水の魚介類を活かすには向いていないようで使用には注意が必要です。
 合成物理的吸着材等、活性炭の数倍の効果の物も有りますがシステムが確りしている場合、有った方が良い程度です。
観賞用の良いと言われている濾過材等も同様です。
 しかし、システムの確りしていない濾過槽にはそれなりの効果は出ますがあくまでも一時的な効果です。
 物理的濾過材は吸着期間があり、飽和状態後は交換を要します。
 
注)観賞魚用は設計が異なる為、上記と異なる用い方をする場合が有ります。

 濾過材上部のウール(ナイロン綿、
ハニロン)はゴミ等の不純物を取り去り濾過材掃除を軽減させたり、水質の維持に有効ですが、常時ウール清掃をしていないと反対に濾過槽の悪状態を招きますので注意が必要です。 又、濾過槽水位にも気をつけて下さい。

ハニロン
 立体特殊巻縮した中空ファイバーに天然物から抽出したフラボノイド系化合物を特殊加工されており、アンモニヤや亜硝酸等を抑える効果も有る優れものです。